寝てる、起きてる、の境目をフラフラしてる間に明け方になって、そこからはずっと考え事
7時ころ看護師さんが朝ごはんを持ってきてくれた

接触者リストの人たちは、どうしているだろう
感染してないか、仕事は行けたのか、差別は受けていないか…そして怒っていないか…怖くてなかなか連絡できない

きっと僕のことを恨んでいるだろう
僕と知り合いになったことを後悔しているだろう
僕を紹介してくれた友達のことまで恨んでるかもしれない
僕の知らないところで人間関係が崩れてしまっているかもしれない

報道のせいで、やりとりがほとんどなかった昔の知人から
「最近どう？ところで…」
みたいなメールがいくつも来て嫌な気分になる
そんな気なしにくれた連絡かもしれないのに…
接触者の人たちの身にも、同じ事が起きているのかもしれない
ましてや僕がうつしてしまっていたとしたら…
世間は皆、感染者が誰なのか知りたがっている

そんな絶望的な気持ちでいながらもお昼のごはんを食していたら、妻からの希望のLINEが届いた
家族はみんな陰性
ホッとした
まずは、よかった
一番濃厚に接触していた家族が陰性なら、
他の誰にもうつしてないだろう、と信じて
接触リストの人たちに連絡する覚悟を決める